補助錠の追加取り付け
現在、玄関ドアに鍵穴が1ヶ所しか付いていない場合に、新規に鍵穴の増設を行ったり補助錠を追加取り付けすることでワンドアーツーロック【*1】として防犯性を高める事ができます。
補助錠や鍵穴の追加はピッキングやカム送りなどの個々のシリンダーの不正開錠にも防犯性は高くなりますが、シリンダーのドアの側面を短時間でめくり開けていく空き巣侵入の手口【*2】の一つであるバールによるドアのこじ開け(こじ破り)に対しての抑止効果を高めます。
【*1】ワンドアツーロック
ひとつの扉に複数(2つ)の鍵を設置して防犯性を向上させた状態をいいます。同一セキュリティレベルのシリンダーを追加したとしてもドアの不正開錠に要する時間は2倍になります。
【*2】空き巣の不正開錠手段について
- ピッキング ピックというシリンダー内部のピンを移動させるツールとテンションというシリンダーを回転させる力を加える2つのツールを同時に使用して防犯性が低いシリンダーを狙って開錠する方法
- サムターン回し 新聞受けやドアスコープや鍵穴の横に小さな穴をあけて特殊工具(マジックハンド)をドアの内側に挿入し、サムターンを回して開錠する方法。
- こじ破り シリンダー横のドアとドア枠の隙間にバールを挿入し。ドアをめくりあげることによってドア枠(ストライク)からデッドボルトを外す方法。
- ドリリング 鍵穴壊し。電動ドリルで、シリンダーを破壊して開錠する方法
- カム送り シリンダーカラーを浮かして隙間から工具を挿入し、シリンダーをバイパスして直接デッドボルトを動かす方法。バイパス解錠とも呼ばれています。